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副業の確定申告は必要?不要?サラリーマンと主婦の確定申告の方法


副業の確定申告の方法

副業で稼いだ収入は確定申告が必要か不要かずばりお答えします!副業で収入を得ている人やこれから副業をはじめる人のために、確定申告の分岐点と後悔しない確定申告の方法、確定申告に必要なものについて徹底解説します。サラリーマンも主婦も必見です。




副業の収入は確定申告が必要?不要?方法は?

    目次
  • 01.副業の収入はあなたの努力が生んだ大切なお金
  • 02.必要か不要かの前に確定申告は副業の味方と考えよう
  • 03.あなたの本業はサラリーマンですか?主婦業ですか
  • 04.サラリーマンの副業収入の確定申告の必要性と方法
  • 05.確定申告は必要?不要?分岐点は年間20万円
  • 06.サラリーマンの副業確定申告の方法と必要なもの
  • 07.白色申告でも経費を計上することができる
  • 08.サラリーマンの白色確定申告書の作り方
  • 09.主婦の副業は確定申告が必要?不要?
  • 09-1.収入が副業のみで被扶養者の専業主婦の場合
  • 09-2.夫の被扶養者となっている兼業主婦の場合
  • 09-3.夫の扶養に入っていない兼業主婦の場合
  • 10.主婦の副業における確定申告の方法
  • 11.長く稼ぎ続けたいなら個人事業主として青色申告をしよう

副業の収入はあなたの努力が生んだ大切なお金

サラリーマンのダブルワーク、主婦の副業、どちらもそこで稼いだお金は立派な収入です。あなたの地道な努力や培ってきたスキルが生み出した大切なお金です。大事にしたいですよね。

ですが、そもそも副業で稼いだお金の場合、所得税や住民税の確定申告が必要なのか、必要ならどのようにして確定申告をすればよいのかといった、方法や仕方についてはっきりとまだ理解できていない人もたくさんいらっしゃいます。

このページをご覧いただいているあなたも、まだ完全には理解できていない一人かもしれません。でも安心してください。ここではあなたが確定申告で後から後悔しないために、いろいろなケース別に必要性と方法を紹介していきます。

今のあなたの副業に確定申告は必要なのか?不要なのか?その方法はどうすればいいのか、一緒に考えていきましょう。

必要か不要かの前に確定申告は副業の味方と考えよう

このページではこれからサラリーマンや主婦それぞれにいろいろなパターンで確定申告の必要性や方法を詳しく解説していきます。その前に1つ大事なことをお伝えしておきたいと思います。

確定申告は副業をするあなたの味方です

副業をはじめて少しずつ収入が増えてくると、たくさんの人が税金の確定申告について不安になって、たくさんのご相談をいただきます。お一人お一人ケースは異なりますが、共通してあげられる不安としましては

  • 確定申告は面倒なのでできればしたくない
  • 申告することで多くの税金を払わないといけないの?
  • 年末調整でせっかく還付金をもらったばかりなのに
  • 主婦でも確定申告が必要なの?

といった悩みや不安を多くの方が抱えていらっしゃいます。それぞれの例としてどういう方法があるかというアドバイスはできますが、それがおひとりおひとり最大のメリットを生む方法であるかは、よく考える必要があります。

ただ多くの人に言える「もったいない考え方」として、無意識に確定申告を避けるべきものと勘違いしてしまっていて、せっかく伸び始めた副業の可能性や持続性の芽を自分自身で摘んでしまっていることが挙げられます。

そもそも確定申告が必要のない副業収入に抑えようとすること自体もったいないことですし、確定申告は敵ではなく、あなたの味方です。収入に関係なく上手に確定申告を利用することで、あなたの副業をどんどん成長させ、個人事業となり、やがては法人として社長になることも可能になります。

それでは確定申告の必要性と方法について具体的に考えてみましょう。




あなたの本業はサラリーマンですか?主婦業ですか?

副業で稼いだお金にかかる税金の考え方はサラリーマンか主婦かで大きく異なります。どちらも忙しく立派な本業であって、本業と副業の関係性は同じですが、副業収入における確定申告の取り扱いはまったく別物と考えてください。

まずはサラリーマンの方の場合から確定申告の必要性と方法について考えてみましょう。主婦の方、ごめんなさい。少々お待ちください。

サラリーマンの副業収入の確定申告の必要性と方法

サラリーマンにとっての本業はもちろん会社勤めですね。サラリーというだけに基本的に会社から給与収入を得ています。そういった場合、別に副業で収入を得たときどうすればいいのか考えていきましょう。

サラリーマンの給与収入は通常毎月所得税と住民税が源泉徴収されたうえで支給され、12月には年間の課税所得等を確定させて年末調整まで会社がおこなってくれます。年末にお金がいくらか戻ってきたり、逆に多めに天引きされた経験があると思います。

住宅ローン控除も2年目からは年末調整で可能ですので、基本的に副業収入のないサラリーマンは確定申告をしなくても大丈夫なようにシステムができています。

確定申告は必要?不要?分岐点は年間20万円

それでは実際のところサラリーマンの副業に確定申告が必要なのか不要なのかについて説明したいと思います。

サラリーマンで副業の収入がある人は、そのお金を税務上「雑所得」と言います。給与収入のあるサラリーマンの場合、副業による雑所得が年間20万円を超えると所得税の確定申告が必要になります。

要するに20万円未満であれば所得税の確定申告をする必要はありません。

まだ副業をはじめられたばかりの方や収入が少ない方は少しほっとしたかもしれません。ですが、20万円未満で確定申告が必要ないのは所得税です。住民税については1円以上20万円未満でも申告をして住民税額の決定をしなければなりませんので気を付けてください。住民税の申告の時期などはお住まいの市区町村役場に聞いてみましょう。

ここでいう分岐点は20万円ですが、必要なのか不要なのかのひとつの分岐点としての判断であって、20万円未満であっても確定申告をすることは可能です。私はむしろ金額がいくらであっても積極的に確定申告を利用することをおすすめしています。

所得税の確定申告をすれば税務署から役場に所得の情報が行きますので住民税の申告に行く必要がなくなるというメリットもありますが、一番のポイントは「あなたが副業というビジネスのお金の管理をする」ことで、家計にも副業そのものの成長にも大きなプラスとなるからです。

サラリーマンの副業確定申告の方法と必要なもの

それではさっそくサラリーマンの副業収入の確定申告の仕方を説明します。所得税を納める人の確定申告期間は通常2月16日から3月15日までですので、前年の所得が確定したあとである1月~2月に確定申告書を作成して2月16日の受付開始後に税務署に提出をすることが基本です。

後回しにしておいていいことはありませんので、1月に入ったら早い時期に確定申告の準備をはじめましょう。確定申告を作成する際必要になるものは以下のとおりです。

  • 1.職場からもらう源泉徴収票
  • 2.年間の副業収入がわかる通帳など
  • 3.経費算出できる費用の領収書
  • 4.その他(必要があれば)

たったのこれだけです。基本的に1から2の二つでも申告書は作成できます。作成する申告書は「白色確定申告書」になります。

白色申告でも経費を計上することができる

お気づきでしょうか?サラリーマンの副業を白色申告する場合でも、実は経費を計上することが可能です。もちろん事業ではなく雑所得ですので認められる経費や割合は限定されていますが、大事にしたい副業収入ですので、大きなメリットです。

何をいくらくらいというのは人それぞれですので、一概には言えませんが、副業収入を得るために記事を書いてもらったときの費用であったり、購入したパソコンの代金の1割程度であったりと、ケースバイケースで可能になります。

白色確定申告書の作り方

確定申告書は期間中税務署のパソコンでも作成できますが、自宅にインターネット環境のある人は、税務署の所得税確定申告特設サイト上でつくることができますので、私はいつもネットで作成して、印刷した申告書を直接提出しています。

所得税の申告書作成をクリックしてすすんでいくと、「ここにはこの金額を入力します」と色分けして説明が付記してありますので、はじめてでもあまり迷うことなく作成が可能です。源泉徴収の入力も、源泉徴収票の紙と同じ表で入力できるので、心配をよそにどんどん記入できます。

副業の入力の際は「雑所得」の項目をクリックしてすすみましょう。雑所得の内容を書く欄がありますので、アフィリエイト収入であったり、ライティング収入というように簡潔にわかりやすく書けばOKです。

生命保険控除や社会保険控除などは源泉徴収から自動で入力されますので個別に入力する必要はありません。医療費控除や住宅ローン控除などの入力がなければ、これで申告書の作成は終了です。途中で中断したいときなどは入力個所までのデータを保存して後から再開することも可能です。

作成が完了しましたら、案内に従って必要な申告書を必要数印刷してください。終了するときにも申告書をデータで保存しておくことを忘れないでください。データをとっておけば来年そのデータを読み込んで作成できますので、金額を修正するだけで、今回よりもさらに簡単に作成が可能になります。

作成した白色申告書の1枚目をみて、納める金額の欄に金額が記載してある場合は2月中旬以降に税務署に申告書を提出して、その金額を納付しましょう。納めるべき金額が0円で、還付される額に記載がある場合は、その額が還付金としてかえってきます。還付の場合は2月中旬以前でも申告書の提出が可能ですので、納税か還付かに応じて提出をしてください。

はじめての申告で職員や相談員に質問したいときなどは、時期が遅くなると税務署も込み合いお互いに時間を要しますので、できるだけ早い時期に相談にいくことをおすすめします。その際は保存しておいたデータも持参するといいですよ。アドバイスを受けたその場で修正して、そのまま提出すればまた出直す必要もありません。

以上がサラリーマンの白色申告の方法についての説明になります。次は主婦の副業について解説します。

主婦の副業は確定申告が必要?不要?

あなたは専業主婦ですか?兼業主婦ですか?

さてここからはお待ちかね、主婦の副業についての確定申告をみていきます。といっても主婦にも専業主婦と兼業主婦がありますね。またそれぞれに扶養などの状況が異なりますので、一つずつみていきましょう。

収入が副業のみで被扶養者の専業主婦の場合

今まで収入がなく、夫の被扶養者となっている専業主婦の場合、各種所得控除をして納税額が発生する場合は金額に関係なく雑所得として確定申告をする必要があります。

またご主人の扶養を継続することを希望する場合は、所得税、住民税、社会保険の被扶養者の要件をクリアするか厳密に調査しなければなりません。確定申告をおこなって前年の所得が各基準を下回っていれば扶養を継続することができますが、オーバーすれば扶養から外れます。

私は副業が好きですので、扶養などの制限を気にせずに、上限なく稼いでしっかり申告したい派ですが、扶養というのは家庭それぞれの繊細なライフプランのひとつでもありますので、副業をはじめるときに事前に十分に家族会議をしておきましょう。

それぞれのメリット、デメリットを真剣に考えて、結論をだすことが大切です。

夫の被扶養者となっている兼業主婦の場合

この場合、すでに本業の会社から給与としての収入を得ていますので、確定申告自体の必要性はサラリーマンと同じく20万円をこえるかこえないかの判断になります。扶養の条件にも影響してきますので、やはり確定申告は必須と思ってください。

ただしその前に被扶養者としての在り方も十分に検討する必要がありますので、副業をすること自体十分に検討して、夫婦で方向性を考える必要があります。

今後も被扶養者としての要件をクリアしたいという人であれば、所得税、住民税、社会保険それぞれの上限金額という条件がきっちり決まっていますので、本業の収入プラス副業の収入がその基準を超えないように副業を調整しなければなりません。

逆に被扶養者の資格がなくなってもいいと考えられる人であれば、収入の調整自体考える必要もなく、積極的に副業の収入を増やす努力に集中できます。しっかり稼いでしっかり申告して賢くのこすことが可能になります。

副業の収入というのは、パートなどの本業と異なり、流動性が非常に大きく、いつ収入が爆発的に増加するかも予想ができません。ですので、どうしても被扶養者でなければならない人がすでにパート等の収入を得ているのであれば副業はあきらめられたほうがよいと思います。夫婦でしっかり話し合って、長期的な視野で方向性を決めましょう。

夫の扶養に入っていない兼業主婦の場合

夫の扶養に入っていない兼業主婦の場合の副業収入は、サラリーマンの場合と全く同じ取り扱いになります。年間20万円をこえると確定申告の必要が生じ、白色申告を行わなければなりません。家事に仕事に副業にと忙しい兼業主婦ですが、やはり20万円を超える前から確定申告を積極的にしておきましょう。

扶養を考える必要のない兼業主婦にとっては、副業の収入はいくらあってもいいわけで、家計のためにも将来のためにも、どんどんどんどん副業の規模を拡大していきましょう。最初から申告などの税務にも慣れておけば、副業収入が飛躍的に伸びだしても慌てることもありません。

むしろ収入の低いうちこそ、確定申告のノウハウを吸収しておく時間があるとも言えます。

主婦の副業における確定申告の方法

主婦が確定申告をする場合も、その具体的な方法はサラリーマンと同様です。今まで何もしたことがなかった人にとっては少し難しいイメージがあるかもしれませんが、インターネットで案内に従ってすすめるだけで、実際には思いのほか簡単に作成が可能です。

長く稼ぎ続けたいなら個人事業主として青色申告をしよう

ここまでサラリーマンと主婦の副業の確定申告について解説してきましたが、以上はすべて「雑所得」を「白色確定申告」するための方法です。はじめのうちや収入が少ないうちはそれでも全然OKです。

ここからはひとつステップアップして、収入が少しずつ増えてきた人がこれからも長く副業で稼ぎ続けたいという人のために、青色申告のすすめを説明したいと思います。

私も長い間白色申告をして、その後青色申告に切り替えましたが、「青色に切り替えて本当によかった」と思いますし、「本音を言うともう少し早く青色にしてもよかったな」とも感じています。

青色申告には10万円または複式簿記であれば65万円の所得控除があるために、課税所得が低く抑えられ、所得税の節税を図ることができると同時に、雑所得から事業所得にかわることで、経費として認められる幅も大きく広がりますので、非常に大きなメリットがあります。

青色申告をおこなうためには税務署に「個人事業の開業届出」と「青色申告承認申請書」を提出する必要があります。複式簿記の知識がない場合は10万円の所得控除ですが、それだけでも十分にありがたいメリットです。

また万が一赤字となった場合に3年間の赤字の繰り越しができることで、次年度以降の節税につながったりと、青色申告をする価値はとても大きいと言えます。

ただし、青色申告の場合、帳簿を作成して保存しておく義務があることと、業種に応じた個人事業税を都道府県に納税する必要があることも、事前に十分に比較検討して、白色を継続するか青色に切り替えるかを判断してください。


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